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2008年5月23日 (金)

宮古島の時は流れて、波は足元に繰り返す。

20080523  もう、十年近くも時は流れた。足元に寄せる波は今も変わらず穏やかに繰り返すが、はっきりとした記憶は侵食され、もう彼女の顔を思い出すこともできない。

 大学の時の外人の先生は、満月の夜には月に向かって叫ぶんだって、真剣に言ってたけど、たまに遠い昔のことを思い出すのは同じ理由なんだろうか。

 砂は、サク、サクと、俺の思い出を追ってくる。波の音は絶えず、俺の右耳に入ってくる。じっと足元を見て歩いている。すると、そのうちもう一つの足音が、サク、サクと俺のすぐ後ろを付いてくる。いや、俺は気づかずにただ砂を見て歩いているだけだ。行き止まりの岩場になったとき、俺は初めて後ろの足音に気づく。目の前の岩場を見、空を見上げ、足元に来る白い波を見て、ゆっくり後ろを振り向くと、砂浜にはただ左右一組の俺の足跡しかない。分かりきったことだ。

 彼女は小さな麻のかばんを手に提げて、まっすぐ俺を見ていた。俺はただ彼女が愛しくて、その場にぎゅっと抱きしめていた。今と同じ青空の下で。今も繰り返す波の音の中で。

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2007年12月 1日 (土)

波の音。

 宮古島でも、この時期は寒い。ってか、寒く感じる。特に、風の吹く、砂浜は。

 空が澄んで、まさに満天の星。

 座り込んだ俺。手足を伸ばして、寝っ転がる。

 砂の柔らかい感触、足元に響く波の音、満天の星

 足元に響く波の音、満天の星

 足元に響く波の音、にじむ星星

 ささやいた俺の言葉は、誰にも聞かれることなく、波がさらっていく。

 満天の星、足元に繰り返す波の音。

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2007年11月11日 (日)

釣れそうで。。。

 今夜も、一応言っときますけど、飲んでますから。。。お遊びのブラリメージ。

 はやとは、たまに釣りに行く。しかし、休日の今日は、昨日の酒がひどく残って、昼前になってようやく重い体を起こした。釣りに行くときはもう、前日には道具の手入れやえさの仕入れをやっているのに、昨日はお決まりの飲み会があったから、体調が悪ければ、そのまま寝ていようと思ったのだ。しばらく、ぼんやりして過ごしていたが、3時頃になると体も幾分軽くなってきた。このまま、家にいてもしかたないと思って、はやとは竿一本と、簡単な仕掛けを持って、車に乗った。餌だけは市内に買いに行かないといけない。一旦市内に出るんだったら、そこからどこでも行けただろうことに、はやとは気づいて苦笑する。

 はやとは、高野漁港に向かった。市内から、大野山林の林を抜ける。入り口を左に曲がって、スーッと急坂を下りると海が広がっている。下りた右手は、きちんと整備されている。はやとはそのまま、前の岸壁に車を走らせ、車の後ろを海に向けて停めた。今日はあまり風もないので、コンディションはいい方だ。早速、はやとは竿を伸ばし、針に餌をつけて小波の寄せる海に投げ込む。

 しばらく、じっと海を見、竿先を見ていたが、何の変化もない。こういう時もある。竿を上げ、餌の付いてるのを見ると、その餌を捨て、新しい餌に付け替え、また投げる。何度かそんなことを繰り返していた。ふと、時計がわりの携帯を見る。見慣れないマーク。押してみると女性名の登録がある。日時は今日の午前1時20分。はやとは、昨日の飲み屋のことを思い出したが、誰のことやら分からない。

 竿を上げる。餌が付いている。はやとはその餌を捨て、新しい餌に付け替え、また投げる。ただ、今日は、もう、これ以上することもない。はやとは、登録のメアドに、「おはよ」と送った。別に期待はしていないが、もし返事があれば、また、今夜も楽しめるかもしれない。

 港の入り口にある自動販売機にコーヒーを買いに行くと、戻ってくる途中に、「おはよ」と返信が来た。はやとは、竿を上げ、お決まりのように付いている餌を捨て、新しい餌に付け替え、さざなみの海に投げ入れた。「昨日はども。今忙しいの?」と打つ。「昨日は、かなり飲んでましたよ。大丈夫ですか?」と返信。微妙な返事だなあと、はやとは思う。もういっちょ、「昨日はメアド教えてくれてありがと。早速メールしちゃったよ。」と、顔もわからない女性に送る。はやとは、やっぱだめかなと、竿先を見る。

 竿を上げる。餌が付いている。はやとはその餌を捨て、新しい餌を付け替え、また投げる。何度か、そんなことをしていると、着信。「いえいえ、また、遊びにつれてってくださいね。」これまた、微妙。

 はやとは、竿先を見つめる。竿を上げる。餌が付いている。はやとはその餌を捨て、新しい餌を付け、また海に投げる。。。

 海とは反対の方にもう夕日が落ちそうだ。はやとは、汗ばむ手で携帯を握っていた。。。

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2007年11月 9日 (金)

雨の夜に。

 今日は、チョコチョコ雨が降っていて、今結構降ってます。そんな夜の、ブラリメージ。

 それぞれの仕事が終わる時間、かなり夜も更けた頃、俺は、ビールを袋に詰めて、カリブに乗った。家の周りは、エンジン音だけが響いている。ふと見上げると、綺麗に星が瞬いていた。俺は、近所に住んでいた友人と、離れた市内の友人を回り、そろって久松の漁港の真ん中に飛び出している岸壁に車を停める。エンジンを止めると、何の音もない。ただ、波がコンクリートに打ちつける音がそれとは気づかずに耳に入ってくる。誰も居ない、何も動かない。真っ暗な闇???いや、その晩は、綺麗に星が出て、暖かな晩だった。着くとすぐさま、直接コンクリートに座り込んで、俺は、ビールを差し出す。友人たちは、各々持ってきた袋をガサゴソと開く。「カンパーイ!!!」俺たちは、ビールを持った手を、高々と上げて乾杯した。友人たちの話を、時にはしんみりと、時には笑いながら聞いていると、スッと気分が晴れやかになっていく。

 しかしそんな時、ふっと島の上に、厚い雲の広がっていくのが見える。楽しい話は、関係なしに続いていたが、なんかいやな気分になったものだ。ビールを空け、つまみを食い、ムフフと笑い、ビールを空ける。俺たちは、変わらず飲んでいたが、急にポツ、ポツと雨が降る。降りだした瞬間から、雨足は強まって、1分もしないうちに本降りになった。僕たちは、あわてて、ビールと目の前のつまみの袋を持って、カリブの後部座席に移る。ザ~、ザ~と降る雨。それでも俺たちは、逆に小声で、なんともないことを話し、楽しく飲み続けた。

 後になって、俺が運転席助手席の窓を開け放していたことが分かって、席がビショビショ。あらら~ということでお開きになった。

 あったかなかったかも分からない話です。

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